2011年09月29日 (木)
今日のアキバ飯push!は昭和通沿いの老舗蕎麦屋「朝日屋」さんをpush!したいと思います。
朝日屋さんと言うと明治23年創業の老舗。大震災や空襲を超えて維持する伝統の味と、新しい街の住人を受け入れる庶民的な雰囲気の共存するお店です。
本日はお得な特別メニューからAセットの蕎麦(盛り蕎麦か掛蕎麦どちらから一つ)+ミニ天丼のセットをお願いしました。
最近のお店では蕎麦湯は後からお願いしないと出てこない事が多いですが、最初からきちんと合わせて出てくるところは流石ですね。
それでは盛り蕎麦からいただきます。薬味は刻みネギと山葵。まずは薬味無しで一啜り。蕎麦はしゃきっとしていて、喉越しがとてもいいです。つけ汁は、個人的には割と濃い目の仕上がりかと思いましたが、二口目に薬味のネギを付けたら感想が一変。ネギの刺激がつけ汁に涼し気な刺激を与えて、味が混ざるよりも、逆に味が明瞭になります。お蕎麦とお汁、薬味のバランスが取れていてとても美味しかったです。
何でも、「江戸老舗 神田蕎麦絵図」というガイドブックによれば、朝日屋さんのお蕎麦の麺には蕎麦の若葉が粉末にしたものが含まれていて、ルチンが豊富だそうです。ヘルシーなお蕎麦の中でも、朝日屋のお蕎麦は更に付加価値がありますね。
天丼は海老としし唐と天ぷらが乗っかっています。よくある天丼のような甘辛さ重視ではなく、きちんと出汁が利いた味です。海老もぷりっと仕上がっていて、量的にもお蕎麦のお供で出てくる量としては申し分ないです。しし唐で箸休めをしながら海老の食感を楽しんでいると、またご飯に箸が伸びています。
食後は蕎麦湯で〆です。お汁を蕎麦の味で割っていきますので、段々と出汁の味が薄くなっていきますが、ランニングで言えばクールダウンの時間。口の中から出汁の味が薄くなっていくと同時に、食事が終わったという満足感でいっぱいになっていきます。
食事が終わってみれば、大満足でした。
昭和通り沿いでヨドバシからもそう離れていませんし、是非、足を伸ばしてみてください。
取材協力店
朝日屋
[住所]東京都千代田区神田松永町16
[TEL]03-3251-3821
[営業時間]平日・11:00~20:00 土曜日・11:00~15:00
[休業日]日曜日・祝日